ハマー・ドラキュラ・シリーズ

ハマーのドラキュラシリーズ9作品を紹介します。



『吸血鬼ドラキュラ』

ハマー・フィルムのドラキュラシリーズ第1作

ジャンル:ホラー

1958年作品

 

監督 『テレンス・フィッシャー』
出演

ピーター・カッシング』 ヴァン・ヘルシング博士役

クリストファー・リー』 ドラキュラ伯爵役
『マイケル・ガウ』 アーサー役

 

【ストーリー】
原作の小説ドラキュラとの大きな違いは、ジョナサン・ハーカーが序盤にしか登場しない事と、レンフィールドが登場しない事位で、後は細かい違いは有るものの大体は原作によく似ています。

 

【感想】
ドラキュラ映画の代表作として必ず名前が挙がるだけ有って、凄いの一言

 

 

(2013年1月5日、土曜日編集)

DVD



『吸血鬼ドラキュラの花嫁』

ハマー・フィルムのドラキュラシリーズ第2作

ジャンル:ホラー、ちょっぴりラブ

1960年作品

 

監督 『テレンス・フィッシャー』
出演

ピーター・カッシング』 ヴァン・ヘルシング博士役
『マーティタ・ハント』 マインスター男爵夫人役(マインスター男爵の母)
『イヴォンヌ・モンロー』 マリアンヌ・ダニエル役(ヒロイン)
『フリーダ・ジャクソン』 グレタ役(マインスター家の召使)
『デヴィッド・ピール』 マインスター男爵役(吸血鬼)

 

【ストーリー】
マリアンヌは、女学校の教師として赴任する途中、馬車に置き去りにされ、やむなくマインスター家の城に泊まる事に成る。しかし、城の中ではマインスター男爵が鎖につながれ監禁されていた。そこでマリアンヌは、マインスター男爵を救うべく鎖の鍵を渡すのだが...

解き放たれた彼は、母を毒牙にかけた後、3人の花嫁を見つけるべく、夜の闇へと消えて行った。
その3人の内、1人が自分で、彼が吸血鬼とは知らず、結婚してしまうマリアンヌ。

 

【感想】
アクションが派手ですね~
ピーター・カッシング演じるヘルシングがかっこいいです。

 

【解説】
前作があまりに好評だった為、クリストファー・リーは、吸血鬼俳優としてイメージが固定される事に難色を示し、出演を断ってしまった。その為、本作ではドラキュラの後継者との設定で、マインスター男爵を登場させる事にした。

 

 

(2013年1月5日、土曜日編集)

DVD


『凶人ドラキュラ』

ハマー・フィルムのドラキュラシリーズ第3作(内容は第1作の続編にあたる)

ジャンル:ホラー

1966年作品

 

監督 『テレンス・フィッシャー』
出演

クリストファー・リー』 ドラキュラ伯爵役
『バーバラ・シェリー』 ヘレン役
『アンドリュー・キア』 サンドー神父役
『フランシス・マシューズ』 チャールズ役
『スーザン・ファーマー』 ダイアナ役
『チャールズ・ティングウェル』 アラン役
『ソーリー・ウォルターズ』 ルドヴィグ

 

【ストーリー】
2組みのカップがカルパチア山脈を旅行中、ドラキュラ城へ迷い込んでしまう。しかし、それはドラキュラの手先クローヴの罠だった。1組みのカップルが犠牲となり、ドラキュラが復活してしまう。残る1組みのカップル(チャールズとダイアナ)はかろうじて逃げ出し、チャールズは神父と共にドラキュラ退治を決意するのだった。

 

【感想】
ストーリーが単純だし、ピーター・カッシングがいないわで、前半部分は変化に乏しくさみしい。
でも、リーのドラキュラは恐いぞ

(>_<)

 

 

(2013年1月6日、日曜日編集)

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『帰ってきたドラキュラ』

ハマー・フィルムのドラキュラシリーズ第4作(内容は第3作の続編にあたる)

ジャンル:ホラー、ちょっとラブ

1968年作品

 

監督 『フレディ・フランシス』
出演

クリストファー・リー』 ドラキュラ伯爵役
『ベロニカ・カールソン』 マリア役(ヒロイン)
『バリー・アンドリュース』 ポール役(ヒロインの恋人)
『イワン・フーパー』 アーンスト・マラー司祭役


【ストーリー】
ドラキュラが滅んで1年。未だ恐怖におののく村人を安心させる為、ドラキュラがもういない事を確認し、悪魔払いをする為、司祭がドラキュラ城を訪れたのだが、運悪く同行していた神父が足を滑らせ崖から転倒。さらに悪い事に、その場所の下には封印されたドラキュラが眠っていた。神父が流した血を吸い、ドラキュラがまたもや復活してしまう
(>_<)

 

【感想】
よく出来たストーリーで楽しめました。神父が曲者で、色々な事をやってくれます。

 

 

(2013年1月6日、日曜日編集)

DVD



『ドラキュラ血の味』

ハマー・フィルムのドラキュラシリーズ第5作(内容は第4作の続編にあたる)

ジャンル:ホラー

1969年作品

 

監督 『ピーター・サスディ』
出演

クリストファー・リー』 ドラキュラ伯爵役
『ジェフリー・キーン』 ウィリアム役
『グウェン・ワトフォード』 マーサ役
『リンダ・ヘイドン』 アリス役
『ラルフ・ベーツ』 コートリー卿役(ドラキュラの下僕)

 

【ストーリー】
超常現象を楽しむ為、会社を設立したのは良いが、成果が現れないおじさん3人組。そこで、チョット不思議な青年、コートリー卿を呼びアイデアを請うのだが、何とドラキュラを復活させるのだと言う。

 

悪魔の加護があらんことを...

 

ドラキュラ復活の儀式の際、ドラキュラの血を飲んだコートリー卿が苦しみ出したのだが、3人のおじさん達に袋叩きにされ、死亡。
その後、コートリー卿の身体がドラキュラに変わってしまい。3人へと復讐の牙が向けられる。

 

【感想】
相変わらず怖いです。でもチョット、ラストのドラキュラの行動がヤケクソみたいでカッコ悪い。
しかし、血さえ残ってれば復活してしまうのだから、まさしく不死身!

 

 

(2013年1月8日、火曜日編集)

DVD



『血のエクソシズム/ドラキュラの復活』

ハマー・フィルムのドラキュラシリーズ第6作(内容は第5作の続編にあたる)

ジャンル:ホラー

1970年作品

 

監督 『ロイ・ウォード・ベイカー』
出演

クリストファー・リー』 ドラキュラ伯爵役
『クリストファー・マシューズ』 ポール役
『デニス・ウォーターマン』 サイモン役
『ジェニー・ハンレー』 セーラ役
『パトリック・トラウトン』 クローブ役

 

【ストーリー】
浮気性のポールは濡れ衣を着せられ、その為、市長の怒りをかい逃走する。挙げ句の果てにドラキュラ城へと迷い込むのだが、
そこには復活を遂げたドラキュラが待ち構えていた。

一方、弟ポールの行方が知れず、不審に思った兄サイモンは、恋人のセーラと共に弟の足取りをたどり、ドラキュラ城へと向かうのだが...

 

【感想】
物語の中心は、ドラキュラ城内での出来事なのだけど、その閉鎖的空間内で起こる恐怖の数々からは、小説『ドラキュラ』の冒頭部分で描かれている、ドラキュラ城内でのそれと同じ位の怖さが伝わって来ます。

 

 

(2013年1月9日、水曜日編集)

DVD



『ドラキュラ’72』

ハマー・フィルムのドラキュラシリーズ第7作(他のシリーズと、ストーリーに繋がりは無いが、舞台の設定は、第1作の100年後にあたる)

 

ジャンル:ホラー

1972年作品

 

監督 『アラン・ギブソン』

出演

ピーター・カッシング』 ヴァン・ヘルシング教授(ヘルシングの孫)

クリストファー・リー』 ドラキュラ伯爵役

『ステファニー・ビーチャム』 ジェシカ・ヴァン・ヘルシング役(ヘルシングの孫の孫娘)

 

【ストーリー】
1872年、ドラキュラとヴァン・ヘルシングの最後の戦いは、相討ちに終わるのだが、ドラキュラの弟子、アルカードによってドラキュラの遺灰と指輪が保管されてしまった。

 

時は流れ1972年。
アルカードの子孫が、悪友と共にドラキュラを復活させてしまうのだが...

偶然にも、その仲間内にヘルシングの孫の孫娘がいたのだった...

いや、偶然などではない、これは仕組まれた罠に違いない!

 

【感想】
久々のクリストファー・リーとピーター・カッシングとの共演だけあって凄く楽しめました。
サスペンス風の探偵物の様な雰囲気も有りましたが、とにかくクリストファー・リーのドラキュラは怖い
(゚o゚;;

 

 

(2013年1月20日、日曜日編集)

DVD



『新ドラキュラ/悪魔の儀式』

ハマー・フィルムのドラキュラシリーズ第8作

(内容は第7作の2年後の出来事)

ジャンル:ホラー

1973年作品

 

監督 『アラン・ギブソン』

出演

ピーター・カッシング』 ヴァン・ヘルシング教授役

クリストファー・リー』 ドラキュラ伯爵役
『マイケル・コールズ』
『ジョアンナ・ラムリー』

 

【ストーリー】
諜報部員の潜入捜査によると、とある邸宅に、国の重要人物達が何人か集まり、黒ミサの様な異様な儀式を行っていたとの事。
そこで、警察と、その道の権威で有るヴァン・ヘルシングが調査に乗り出したのだが、黒ミサの参加者の内、細菌学の権威で有る教授が有る人物に脅され、新型のペスト菌を作らされていた事が判明した。しかもそれは完成されており、依頼主の元へ...

 

その依頼主こそ、黒ミサを背後で操るドラキュラで有った。
彼はいったい何をする気なのだろうか?

 

【感想】
クリストファー・リーとピーター・カッシングの共演によるドラキュラ映画は、これがラストであり、それに相応しく終盤辺りは哀愁漂う内容に成っています。

 

 

(2013年1月22日、火曜日編集)

DVD



『ドラゴンvs7人の吸血鬼』

原題 『The Legend Of The 7 GOLDEN VAMPIRES』

その他の邦題 『七屍金』 『七金屍』

 

ハマー・フィルムのドラキュラシリーズ第9作
(シリーズ最終回、他の作品との関連は無い)


ジャンル:アクション・ホラー

1974年作品

 

監督 『ロイ・ウォード・ベイカー』
主演 『ピーター・カッシング』 ヴァン・ヘルシング教授役
出演 『デイヴィッド・チャン』

 

【ストーリー】
トランシルヴァニアに封印されていたドラキュラの元へ、中国より怪しげな僧侶がやって来た。7人の吸血鬼を操り村人を恐怖で支配していたのだが、その吸血鬼達の力が衰えた為、ドラキュラに力を貸して欲しいのだそうだ。
が、ドラキュラが人の頼みを聞く訳は無い。ドラキュラは僧侶の身体を乗っ取り、人間に復讐せんが為、7人の吸血鬼を手下に従えようと中国へと向かう。

 

一方、7人の吸血鬼達に、今も苦しめられている故郷の村を救う為、若き兄弟達が、ヴァン・ヘルシングと共に村へと向かう。

 

【感想】
全編にわたりカンフーアクションが楽しめ、吸血鬼軍団も出てくるし、最高に楽しめました。でも、ラストはドラキュラがあっけなく倒されたので、チョットさみしい。

 

【解説】
一応ドラキュラがラストボスではあるもの、タイトルにもある様に、主な敵は7人の吸血鬼。

 

7人の吸血鬼はゾンビみたいなので、各方面ではゾンビと言われていますが、血を吸っているので吸血鬼です。その他多勢の敵もゾンビの様ですが、彼等は7人の吸血鬼の犠牲者達なので、彼等も吸血鬼です。

 

【DVD】

残念ながら日本ではソフト未発売です。

ですが、海外ではDVD化(日本語は吹替も字幕も無い)されており、2012年に「米国盤DVDオンラインショップ・DVD Fantasium」で購入しました。

 

ハマーの吸血鬼映画で、日本でDVDの販売がなされていないのは本作のみ。日本で公開されている映画なので、いずれは日本語版を発売して欲しいです。

 

 

(2013年1月27日、日曜日編集)