サモ・ハン・キンポーが製作した元祖キョンシー映画
本作以前にも、キョンシー映画は存在する様ですが、キョンシー像の基盤をつくり、後のキョンシー映画に多大な影響を与えたとされる映画。
シリーズが全部で3作有り、続編も存在する。
アクション・ホラー・コメディ
1981年、香港
監督 『サモ・ハン・キンポー』
主演 『サモ・ハン・キンポー』 ジェン・ダイタン役
出演 『チャン・ファット(鍾發)』 ショイ役(善道士)
出演 『チャン・ルン』 チン・ホイ役(悪道士)
出演 『ラム・チェンイン』 警察のボス役
【ストーリー】
ジェンはいつも村の有力者「ダン」を、ある場所へと運んでいた。実は、ダンは人妻と浮気をしていたのだが、なんとその相手はジェンの妻(ーー;)
知らぬはジェン本人のみ...
だが、いつかはバレるもの。
なのでバレそうに成ったダンは、悪道士チンを雇い、妖術でジェンを亡き者にしようと企む。
【感想】
妖術で、キョンシーや人間を操ったりして、何度もジェンに襲いかかるのですが、キョンシーの出番は中盤までなので、チョットさみしいです。しかし、カンフーや他の妖術も良いので、楽しめました。コメディ要素も有りますが、あまり笑えません(^_^;)
【解説】
今回は警察のボス役だが、後の霊幻道士シリーズで大活躍するラム・チェンインは、本作に出演してブレイクしたようだ。特典映像でサモ・ハン・キンポーがそう語っている。
(2013年2月12日、火曜日編集)
DVD
アクション・ホラー・コメディ
1983年、香港
監督 『ウー・マ』
主演 『サモ・ハン・キンポー』 デブ公役
出演 『チェリー・チェン』 ユン役(ヒロイン)
出演 『ウー・マ』 ロイ・マー役
出演 『ラム・チェンイン』 道士役
出演 『チャン・ファット』
出演 『メルヴィン・ウォン』
出演 『テレンス・チャン』
【ストーリー】
昔、家を飛び出したロイが遺体と成って帰って来た。
しかし、彼の親友だったデブ公は、ロイの死を不審に思い、調査に乗り出す。
案の定、カラクリが有ったのだが、そのせいで、ややこやしい事になり、デブ公は幽霊と成ってしまう。
で、ここで一旦話はまとまり、今度はデブ公を生き返らせる為に、ヒロインのユンが活躍する。
【感想】
一応キョンシーらしき者は登場しますが、中盤以降にしか登場しないのと、どちらかと言うと幽霊みたいなのが寂しい(^_^;)
でも、コメディ要素が強かったので全体的には、良い出来と思います。
ジャケットにも有る様に、サモ・ハン・キンポーが顔を白く塗ってるシーンが有るのですが、これが、志村けんのバカ殿ソックリで面白い!
【解説】
『妖術秘伝・鬼打鬼』に続く、サモ・ハン・キンポー製作のサモ・ハン・ホラー3部作の2作目。
前作とは、ストーリーに関連性は無い。
ラム・チェンインが道士役として登場し、以後、彼が演ずる道士像の原型と成った。
(2013年2月12日、火曜日編集)
DVD
アクション・ホラー・コメディ
1984年、香港
監督 『チェイン・ユー・サン』
出演 『ラム・チェンイン』 座長役
出演 『ツァン・ウェイ』
出演 『ロー・ホー・カイ』
出演 『アリス・ラウ』
出演 『チェイン・ユー・サン』
【ストーリー】
劇団が公演にやって来たのだが、公演中におかしな事が起きた。
それが原因で、日頃のうっぷんが爆発し、仲間内で喧嘩をしてしまうのだが、最近立て続けに起きる奇妙な出来事の原因が、公演場に取り付いている霊の仕業だと判明する。そこで、霊の骨を広い集め、手厚く弔ってやったのだが、実は、霊はもう一体居たのだった...
しかも、かなり性根の悪い霊が
(>_<)
【感想】
一応キョンシーらしき者は登場しますが、ラスト数分のみの登場です。それまでは、チョットいたずらな幽霊が物語を面白く引っ張ってくれますので、結構笑えます。
【解説】
『霊幻師弟/人嚇人』に続く、サモ・ハン・キンポー製作のサモ・ハン・ホラー3部作の3作目。
前作とは、ストーリーに関連性は無い。
今回、ラム・チェンインは、ラストに一座の座長として、祈祷師に化けて、キョンシーと戦っている。
(2013年2月13日、水曜日編集)
VHS
アクション・ホラー・コメディ
1990年、香港
監督 『リッキー・リュウ』
主演 『サモ・ハン・キンポー』 ポウ役(見習占師)
出演 『ラム・チェンイン』 カウ先生役(占師で、ポウとホイの師匠)
出演 『マン・ホイ』 ホイ役(見習占師)
出演 『イップ・ウェンゾウ』 シイ役
主演 『ミミ・クン』 チュウ役(ポウの婚約者)
【ストーリー】
助平なシイが、いつもチュウにちょっかいを出す為、ポウが懲らしめようとしたのだが、逆ギレしたシイは、いつも行動を共にしている法師に頼み、妖術でポウを亡き者にしようとする。
【解説】
キョンシーは、冒頭わずかに登場するのみ...
後はアクションと法力合戦。
他には幽霊(これが本命かな?)、ミイラ、ゾンビ、ゴキブリの大群、操られた人間等が登場します。
本作は『妖術秘伝・鬼打鬼』の正式な続編ですが、ストーリーにつながりは無く、サモ・ハン・ホラー3部作の集大成みたいな内容です。
【感想】
99分と現代からすると短い作品ですが、色々な要素が濃縮されており、かなり楽しめました。4本の内では本作が1番です。余談ですが、ゾンビの体内に押し込めらたゴキブリの大群には、身の毛がよだつので目を背けたく成ります。
(2013年2月15日、金曜日編集)
VHS