【解説】
全12話、小説を原作とし、漫画も有る。
主人公は、100年以上生きたオールド・ブラッドと呼ばれる吸血鬼、望月ジロー。トレードマークの銀の刀で、悪い吸血鬼を狩っているので、別名『銀刀(ぎんとう)』とも呼ばれている。
【ストーリー】
物語は望月ジローと、その弟コタロウが、とある目的の為、吸血鬼達の街、特区へ移住しようと向かう所から始まるのだが、その道中、『クーロン・チャイルド(九龍の血統)』と呼ばれる吸血鬼達が巻き起こした騒動に巻き込まれてしまう。
この物語には、多様な血筋の吸血鬼が登場するのだが、なかでも『クーロン・チャイルド』と呼ばれる種族は凶暴で、本物語の10年前に、九龍(クーロン)ショックと言われる騒動を起こし、そのせいで吸血鬼の存在が世間に知られてしまい、人類との戦争に成ってしまう。結果は人類の勝利に終わるのだが、吸血鬼側の代償は大きく、街が崩壊してしまった為、新たに特区を形成しそこに移り住んでいたのだった。
が、しかし...
そこへ再び『クーロン・チャイルド』達がやって来たのだ!
ある目的をもって...
今ここに、再び九龍ショックの悪夢が始まろうとしていたのだった。
【感想】
同じ刀を使う、アニメ版ブレイドと比較しても遜色なく、こちらの方がむしろ物語に引き込まれる魅力がありました。
物語の世界観がしっかりと作り込まれているので、小説や漫画も合わせて読めば、更に楽しめる事と思います。
(2012年7月28日、土曜日編集)