霊幻道士シリーズ

キョンシーブームの火付け役とも成った、一連のキョンシー作品を紹介します。



『霊幻道士』

1985年、香港
(香港映画50周年記念作品)

ジャンル:アクション・ホラー・コメディー

 

監督 『リッキー・リュウ』

 

出演
ラム・チェンイン』 コウ道士役
『リッキー・ホイ』 弟子モンチョイ役
『チン・シュウホウ』 弟子チュウサム役
『ムーン・リー』 ティンティン役(ヒロインでヤンの娘)
『ポーリン・ウォン』 霊女シャンシー役
『ビリー・ロウ』 保安隊長ウェイ役(ティンティンの従兄弟)
『ウォン・ハー』 大富豪ヤン役
『アンソニー・チャン』 風水師役
『ウー・マ』 米屋の主人役
『ユン・ファ』 キョンシー役(ヤンの父)

 

【ストーリー】
大富豪のヤンから、父の遺体を埋葬し直して欲しいと依頼されたコウ道士。しかしヤンの父は、生前人に怨まれていた事が仇をなし、最悪の方法で埋葬されていた為、キョンシー化寸前で有った。本来なら火葬にすべき所なのだが、父が火を嫌っていたからと、ヤンが断った為に、止むを得ず一時的にコウ道士が遺体を預かる事と成る。

 

しかし、ここでも大問題が...

 

道士の弟子がドジをして、保管方法を間違えた為に、遺体は完全なキョンシーと成り暴れ出すので有った。

 

【感想】
キョンシーの名を世界中に知らしめた記念的、かつ伝説の映画の為、なかなか楽しめる作品ではある。

 

【解説】
基本的に妖怪映画なので、時々キョンシー以外の妖怪も登場する。代表的なのが、若い女幽霊。霊幻道師の映画パンフレットによると、「シャンシー」と総称するようだ。

 

因みにキョンシーの呼び名は細分化され、強い怨みを抱いてこの世に未練が有ったり、埋葬方法を間違ったりした遺体は自然に蘇ってしまい、これが(元祖)キョンシーと呼ばれる。

 

また、手軽に運送する為、人工的にキョンシー化した者をコンシーと呼び、術によって操る事が可能。

 

自然に(元祖)キョンシー化した者に噛まれてキョンシー化した者は、バンバンシーと呼ぶそうだ。

 

コンシーやバンバンシーに噛まれてキョンシー化した者はどう呼ぶの?と疑問が湧くが、その場面は本作にない為か説明は無い。まあキョンシーと総称すれば良いのは確かである。

 

 

(2013年3月12日、火曜日編集)

DVD

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『霊幻道士2 キョンシーの息子たち!』

1986年、香港

ジャンル:アクション・ホラー・コメディー

 

監督 『リッキー・リュウ』

 

出演
ラム・チェンイン』 霊幻道士ラム役
『ムーン・リー』 リーファ役(ラムの娘)
『チャン・ファット(鍾發) 』 カク教授役
『ビリー・ロウ』 カク教授の助手ケイ役
『チェン・ウインチュン』 父キョンシー役
『ウォン・ヨォクワン』 母キョンシー役
『ホー・キンウェイ』 ベビー・キョンシー役
『ホン・シイユー』 ガーガー役
『ツォイ・ムンカム』 ガーガーの兄役
ユン・ピョウ』 新聞記者役(リーファの恋人)(特別出演)

 

【ストーリー】
前作より99年の歳月が流れ、物語の舞台は現代(20世紀)へと移る。

カク教授は、弟子2人と共に、考古学研究を隠れ蓑にして墓泥棒をしていた。その日も、金目の物を盗掘しに古い墓に来ていたのだが、そこで19世紀のものと思われる3体の遺体を発見。これは高く売れると思ったカク教授等は、急いで研究所に運び込み、早速バイヤーに見せる為、子供の方を運び出したのだが…

 

輸送中に封印の札が外れてしまい動き出すベビー・キョンシー!

 

今は20世紀。キョンシーの事など、専門家しか知らない。初めて体験した恐ろしい現象に驚いたカク教授等は、ほうほうの体で逃げ出してしまう。

 

一方、研究所の2体も、ドジな弟子ケイが札を外してしまい、パニック状態に!

 

キョンシーに噛まれたケイが、たまたまラムに診察してもらった為、ラムはキョンシーの復活を知ることに…

 

だが、現代では霊幻道士の技もすたれ弱まっている。我が子を探しに街をさまよい、暴れるキョンシー夫婦を、ラム道士は止める事は出来るのか?

 

【感想】
コメディーもアクションも前作より数段パワーアップしており、色々な要素が入ってて、それがまた良く出来た映画なので、古さを全く感じさせません。

とにかく、ベビー・キョンシーが可愛い。彼は幼い為、まだ凶暴化しておらず、迷い込んだ家の子供達と仲良く成ってしまう。その為、この映画は感動したり、泣けたりもするのだが、

最後にベビー・キョンシーはどう成る運命なんだろうか…

 

 

(2013年3月13日、水曜日編集)

DVD

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『霊幻道士3 キョンシーの七不思議』

1987年、香港

ジャンル:アクション・ホラー・コメディー

 

監督 『リッキー・リュウ』

 

出演
ラム・チェンイン』 霊幻道士リン役
『リチャード・ウン』 半人前の道士マオ役
『ビリー・ロウ』 保安隊長チャン役
『ウォン・ヨォクワン』 妖術師オーボー役
『ルイ・フォン』 ターパオ役(キョンシー兄弟の兄)
『ホー・キンウェイ』 チーパオ役(キョンシー兄弟の弟)

 

ゲスト出演
サモ・ハン・キンポー』『ウー・マ』『ユー・ケイ』『ショウ・ホンムイ』『イップ・ウェンゾウ』

 

【ストーリー】
妖術使いの一行が村を襲うとの情報を得たリン道士等が、待ち伏せをしてこれ等を迎え撃つ。しかし、一旦は退けたものの、仲間を救いにリーダーのオーボーが単身で再び襲い来る。今度はなんとか倒したものの、彼女等はキョンシーとして蘇り、三たび襲い来る!!

 

一方、インチキ道士のマオは、気の弱いキョンシー兄弟を使って詐欺を働いていたのだが、リン道士に諭されまっとうに生きようと決意し、リン道士等と共に妖術使い等と戦うので有った。

 

【感想】
面白くは有るのですが、前作までと比べると何かが物足りない感じがしました。

邦題に「七不思議」と有るように、キョンシーの色々な側面が観れちゃいますよ。

 

【解説】
前作とは、ストーリーに繋がりは無い。

映画パンフレットによると、霊幻とは、あの世とこの世の境目に存在する世界だそうで、「霊幻道士」はキョンシーに特化して退治している訳では無く、あらゆる妖怪を退治しているそうです。
だから、幽霊やら、その他の妖怪も出てくるんですね。

 

 

(2013年3月17日、日曜日編集)

DVD

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『霊幻道士(4) 完結編 最後の霊戦』

1989年、香港

ジャンル:アクション・ホラー・コメディー

 

監督 『リッキー・リュウ』

 

出演
『アンソニー・チャン』 霊幻道士ゴクウ役
『チン・カーロウ』 ポテト役(ゴクウ道士の弟子)
『ウー・マ』 あんぱん和尚役
『ロレッタ・リー』 チンチン役(あんぱん和尚の弟子)
『ホー・キンウェイ』 デンカ役(皇族)
『ウォン・ヨォクワン』 妖怪イロギツネ役(序盤にのみ登場)
『チャン・ファット(鍾發)』 ツル道長役(さすらいの霊幻道士)

 

特別出演
『ラム・チェンイン』 キョンシー隊の一員(序盤に出演しているらしい)

 

【ストーリー】
前半部分は、ゴクウとあんぱんのいがみ合いと法力合戦。

 

中盤辺りで、皇族のキョンシーを封印しに行く一行が現れるのだが、途中嵐にみまわれキョンシーが暴れ出し、犠牲者が続出する。
そして、犠牲者も又キョンシー化して、手が付けられ無い様なパニックに陥るのだった。

 

【感想】
前半部分のいたずら合戦が実によく笑える(≧∇≦)

 

全体的に非常に面白く、アクションや、ホラーが絶妙にマッチしていて、かなりの傑作です。

 

【解説】
前作とは、ストーリーに繋がりは無い。

 

DVDのジャケットまで可笑しなもので、4作目なのに英題がⅥと、間違えて印刷して有る。(自分の所有DVDはミスプリント版)
(ー ー;)

 

※映画パンフレットの説明と実際との違い。
1.パンフでは、ポテトは怪力の持ち主と有るが、劇中それらしいシーンは無い。
2.パンフでは、チンチンを鏡の少女と紹介して有るが、劇中で魔鏡が使用されたのは1度だけで、しかも、彼女は和尚の手伝いをしたに過ぎ無い。
3.パンフでは、デンカは超能力童子と有るが、全く普通の人間で、活躍は一切無い。ただ登場しているだけ。
4.パンフにも、DVDのジャケットにも、ジャンボ・キョンシー登場とあるが、サイズは普通で大きくは無い…
何がジャンボなのだろうか?
史上最強だから、パワーやら、秘めたポテンシャルがジャンボなのだろうか?そこは分からない。

 

以上、意味不明な表現が多いが、一応そういう人物設定なのだろう。しかし、劇中でその様なシーンがないので、誇大表現と受け止められる。

 

 

(2013年3月17日、日曜日編集)

DVD

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『霊幻道士5 ベビーキョンシー対空飛ぶドラキュラ!』

※邦題は付け間違いである

 

1990年、香港

ジャンル:アクション・ホラー・コメディー

 

監督 『ラム・チェンイン

 

出演
ラム・チェンイン』 道士役
『チン・シュウホウ』 弟子のホウ役
『ルイ・フォン』 弟子のフォン役
『ビリー・ロウ』 警察隊長役

 

【ストーリー】
村長から、村の様子が最近変なので調査して欲しいとの依頼が有った。早速道士は、水脈に問題が有ると見抜き、新たな水脈を開拓しようとするのだが、発見した水脈の目印を、コウモリが移動させてしまう。やがて発掘隊がそこを掘るのだが、そこには謎のミイラが眠っていたのだった。

 

実は、それこそが西洋のヴァンパイアなのだが、胸に突き刺さっていた短剣の宝石に目が眩んだ警察隊長の失態により、復活してしまう。

 

道士等は、何とか西洋のヴァンパイアを退治しようとするのだが、キョンシーとは性質が違う為、苦戦を強いられる。いつもの術が効か無い敵を相手に、果たして勝算はあるのか?

 

【感想】
西洋のヴァンパイアを登場させたりして、マンネリ化を防いでおり、なかなか楽しめました。
ただ、今回はコメディー要素がかなりパワーダウンしている為、ほとんど笑えません。

 

【解説】
前作とは、ストーリーに繋がりは無い。又、本作より、制作スタッフからサモ・ハン・キンポーが抜けており、映画の雰囲気がガラリと変わっている。

 

【邦題の誤り】
①登場する敵は西洋のヴァンパイアでは有るが、ドラキュラでは無い。
②ベビーキョンシーは、西洋のヴァンパイアとの戦いに協力はするが、主に戦うのは、道士と弟子で有る。
③西洋のヴァンパイアは、確かに空を飛んではいるが、一度だけだし、しかもコウモリに運んでもらっているにすぎ無い。最終決戦では自力で飛んでいる様に見えなくはないが、アレは木と木の間をジャンプして飛び移っているにすぎ無い。要するに飛行能力は無いので有る。

 

 

(2013年3月18日、月曜日編集)

現在、日本語版はVHSしか発売されていない様ですが、早くDVD化して欲しいものです。VHSは、個人的には3千円位までなら買いだと思います。


2015/4/28(火)この日、遂に待望のDVDがデジタルリマスター版で蘇える!商品説明によると日本語吹替版だそうです!

VHS(日本語吹替)

VHS(日本語字幕)


DVD



『霊幻道士6 史上最強のキョンシー登場!!』

1992年、香港

ジャンル:アクション・ホラー・コメディー

 

監督 『トン・ウェイシン』

 

出演
『フォン・ツイファン』 道士役
『ロー・ホー・カイ』 弟子のアフ役
『ホン・ヤンヤン』 弟子のアカン役
『ロレッタ・リー』 チュー・チュー役(ヒロイン)
『チャーリー・チョウ』 警察隊長役
ラム・チェンイン』 ラム道士役

 

【ストーリー】
弟子のアフが、村の有力者のキョンシーを村まで届けに行ったのだが、途中盗賊にキョンシーを奪われてしまう。
仕方なく、アフがキョンシーに化けて葬儀の場は凌いだのだが、翌日、墓が荒らされ遺体が無くなっていた為(実はアフが墓から出ただけ)、警察隊長のメチャクチャな推理で(案外有ってたりする)アフ達は逮捕されるのだった。

 

一方、盗まれたキョンシーは、世界各国のモンスターを研究している学者によって、何らかの実験をされたのだが、学者のミスによりキョンシーが目覚めてしまい、手あたり次第に人々を襲い始めていた。

その為、困り果てた警察隊長は、アフ達に、罪を見逃す代わりにキョンシーをなんとかしろと命ずる。

 

一方、ラム道士はいち早く、渦中のキョンシーを見つけていたのだが、謎の実験の為、キョンシーは無敵と化し、全ての術が効かず困っていた。

 

果たして、ラム道士や、アフ達は無事キョンシーを退治出来るのだろうか?

 

【感想】
よくこんなに色々とアイデアを思いつくものです。今回も沢山笑わせて頂きました。

DVDのジャケットにデカデカと写っているキョンシーは、空中浮遊が可能で、浮遊シーン(上からふわりと登場する)は少ないがカッコイイ!

 

【解説】
前作とは、ストーリーに繋がりは無い。

 

 

(2013年3月19日、火曜日編集)

DVD



『霊幻道士7 ラスト・アクション・キョンシー』

1992年、香港

ジャンル:アクション・ホラー・コメディー

 

監督 『リッキー・リュウ』

 

出演
ラム・チェンイン』 ラム道士役

『リッキー・ホイ』 モンチョイ役(ラム道士の弟子)

『チン・シュウホウ』 チュウサム役(ラム道士の弟子)

 

『ビリー・ロウ』 警察隊長役

『スーキー・クワン』 ミチ・レン役(ラムの元恋人で、元同僚。現在は警察隊長の妻)

『?』 ネンイン役(ミチ・レンの妹)

 

『サンドラ・ン』 チャイ役(ラムの元門下生で、ラムに片想い)


【ストーリー】
ラム道士は水子供養を生業としていたのだが、その中に3人だけ、大人の都合のせいで悪霊になりかけていた霊がいた。その為、チャイに3人の供養を頼んだのだが、謎の女性と共に1人の霊が消えてしまう。

 

一方、ラム道士の所には、ネンインと名乗る女性が現れ、ある人物の病気を直して欲しいと頼まれるのだが、なんとその人は元恋人ミチ・レンの旦那で有った。
喜んで診察に訪れたラム道士は、すぐさまキョンシーの仕業だと見抜くのだが、そこのお宅にいた、お手伝いの女性に一抹の不安をよぎらせる。

 

実はこの女性、チャイの所から1人の水子の霊と共に消えた謎の女性なので有る。しかも、婦人のミチ・レンは妊娠中だ。キョンシー対策の途中、この事に気づいたラム道士等は、この悪霊等とも戦わねばならない羽目となる。

悪霊とキョンシー軍団に囲まれ、無事ミチ・レンを守り切る事が出来るのか?

 

【感想】
今回は水子の霊が沢山登場して、その内の1人が悪霊と成り、ラストボスとして悪さをするのですが、元はと言えば、大人の勝手な都合でそう成ったわけで、水子に罪は無いんです。そうと分かっていても退治しなければならないんです。道士は、冥土にいけず、この世をさまよっている霊を成仏させてやるのが本来の使命なのですが、難しい選択を強いられる道士に胸が痛みます。反面、ラムの事が好きなチャイにとっては、ミチ・レンは邪魔な存在でしか無く、悪霊と共に退治してしまおうとします。この映画、空気が重いです。その分、他の可愛い水子や、素晴らしいアクション、笑い等で上手くカバーしている感じがしました。

 

【解説】
第1作の正式な続編の様だが、ストーリーに繋がりは無い。

 

今回の主役妖怪は悪霊。残念ながらキョンシーは、大活躍するもののストーリー上では脇役妖怪である。

 

 

(2013年3月20日、水曜日編集)

VHS(日本語吹替)

VHS(日本語字幕)



『霊幻道士8 空飛ぶドラキュラ・リターンズ』

別題 『霊幻道士 ザ・ムービー』

1993年、香港

 

ジャンル:アクション・ホラー・コメディー

 

監督 『ウー・マ』

 

出演
ラム・チェンイン』 ラム道士役
『ガアイ・セン』 アシン役(ラム道士の弟子)
『チャイ・カイクワン』 シャオエ役(ラム道士の弟子)
『ウー・マ』 ウー神父役

 

【ストーリー】
冒頭、何かを鎮めようと、祈りを捧げる神父の背中に大きな十字が落下し突き刺さり、そのまま神父は絶命する。

 

時は流れ20年後。

 

荒れ果てた教会に、新たにウー神父がやって来たのだが、ラム道士は、そこは鬼門の為、扉を開けば村に災いが降りかかるとして、教会の再開に反対をする。

 

しかし、多勢に無勢、教会は再開されてしまい、ラム道士の警告どおり、村に災いが起き始める。

 

なんと、20年前の神父が吸血鬼として蘇り、村人達を次々と襲い始めたのだった。

 

【解説】
ラストボスのヴァンパイアは、復活(転生)の仕方や、その特性から考えると、どうやらキョンシーの様ですが、西洋人と言う事も有り、西洋ヴァンパイアの特徴もかね備えています。その為、状況に応じて西洋タイプ、東洋タイプと特性を変えるものだから、 始末に負えません。なので、ラストは道士と神父が協力して対抗します。

 

本筋以外に、前半部分で、1体キョンシーを退治します。

 

【感想】
ストーリーを作り込んでいる割には活かし切っておらず、あの設定はなんの為に有るのだろう?と思う箇所も有りましたが、アクション、ホラー、コメディはしっかりしてますので、十分楽しめました。

 

【邦題の誤り】
①本作で言うドラキュラとは、西洋人キョンシーの事であり、決してドラキュラでは無い。
②タイトルが、あたかも『霊幻道士5』の続編で有るかの様だが、これも無関係で有る。共通点は西洋人が敵で有ると言う事のみ。
後は、西洋の吸血鬼が、5では空を飛んでいる様に見えるのと、8では確かに飛んでいる事くらい。

 

【その他】
ジャケットに、霊幻道士5の西洋ヴァンパイアが写ってますが、勿論登場などしてません。

 

 

(2013年3月26日、火曜日)

DVD



『新・霊幻道士 風水調査篇』

キョンシーは登場しませんが、関連作として名を連ねておりますので、特別に紹介します。(キョンシーの事は、冒頭わずかに話題に挙がるのみ)

 

1990年、香港&日本合作

 

ジャンル:ダークファンタジー・ポリスアクション

 

監督 『トゥン・ワイ』

 

出演
ラム・チェンイン』 ファン役(霊幻刑事)

『ラム・ジェンイン』 ラム警部
『西脇美智子』 魔道士役。

 

特別出演
『ウー・マ』 警察署長役

 

【ストーリー】
麻薬操作中、容疑者の女性がトラックにハネられ即死してしまう。その為、容疑者の住所を管轄している警察に協力要請をし、ファン刑事が派遣されてくるのだが、なんと、容疑者は本事件以前に既に死亡していた事が判明する。

その為、道術を駆使して事件の黒幕と思わしき人物を発見するのだが、敵はなんと魔道士だったのである。

 

【感想】
キョンシーこそ登場しないものの、アクションや法力合戦がかっこいいので、見応え十分でした。

 

【解説】
霊幻道士と言うのは、妖怪に対応する為の知識、法術、武術等を極めたエキスパートで、主に、成仏できずにさまよう霊を鎮めたり、成仏させたり、悪い妖怪の退治等をしている。その為、キョンシー以外の妖怪(特に女性の幽霊)がよく登場しているのだが、今回はキョンシーが登場していない。


その為、その事について色々と各方面で言われているようですが、前述した様に、霊幻道士は万能で特別な存在で有り、キョンシーだけを相手にしている訳でわないので、自分的には問題無いと思います。ただ、今まではキョンシーが登場していた為、さみしい気はします。

 

ただし、知ってのとおり、霊幻道士シリーズでは、死体運搬の手段として死体に術をかけて操っており、それをキョンシーと呼んでいる訳ですが、今回も、死体に術をかけて操っているので、よく似た存在では有ると私はおもいます。

 

ジャケットには、ラム・チェンインが道士姿で写っていますが、この格好では登場しません。


タイトルも霊幻道士ではなく、霊幻刑事とした方が、内容をよく表していると思います。

 

 

(2013年3月29日、金曜日)

DVD