2009年、韓国・アメリカ
劇場公開時にR15+指定を受けました
監督 『パク・チャヌク』
出演 『ソン・ガンホ』 『キム・オクビン』 『シン・ハギュン』 『キム・ヘスク』 『パク・イヌァン』
ラブホラーコメディー
未知のウィルスに対する治療法を、一刻も早く見つけてもらうべく、志願して被験者と成った神父(サンヒョン)だが、実験中に輸血された謎の血液によってヴァンパイアと化してしまう。
最初の頃は、良き理解者達から血を分けてもらったりして喉の渇きを癒していたのだが、そんなある日、慰問中の病院で幼なじみの『ガンウ』と出会う。
幼なじみと言う事も有り、彼の家に何度も出入りするのだが、ガンウの妻『テジュ』が、夫のガンウや姑に虐げられているのを知り、良くしてあげているうちに、恋仲に成ってしまう。
そして、いつしかテジュを苦しめるガンウを憎む様に成り、ついに手にかけてしまう。
ヴァンパイアに成ろうとも、絶対に人は襲うまいと誓っていたサンヒョンだが、愛しい人の為に誓いを破ってしまい、これまで何とか上手く行っていた周りとの関係も次第におかしく成っていく...
神父は血に飢え、人妻テジュは愛に飢え、互いにひかれあうのですが、『渇き』のタイトルが正にピッタリです。
チョッピリHですが、前半がラブコメ。後半がほんの少しコメディーチックなホラーで、結構吹き出しそうな面白いシーンが何箇所か有りました。ヴァンパイア映画としてもまあまあ怖いし、B級以上の出来です!
モントリオール・ファンタジア映画祭最優秀アジア映画ブロンズ賞受賞
第62回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞
シッチェス・カタロニア国際映画祭主演女優賞受賞
(2012年7月7日、土曜日編集)